ポンコツブログ

歯医者の卵です。

逃げることは悪いことではないという考え方

高校生の頃、部活を辞めたり学校を辞めたりするとあいつは逃げたというレッテルを張られて引け目を感じながら生きていくといったこともあると思う。

ある程度頑張ることも必要だと思うが、置かれた状況が自分に合っていないなと思うとすぐに逃げるというのも一つの手だと思う。

逃げちゃいけないという考えで生きていくととてもつらくなる。

今日はバイトでいろいろと嫌なことを言われてそれに対して言い返していたら口げんかのようになった。言い返した僕も悪いと思うのだが説明や注意の仕方にも問題があるのではないだろうか。

話を聞いていたところ、みんな現場の人たちは厳しい指導で育ってきたらしい。説明はしてもらえず、現場の中で経験を積みながら成長したんだと誇りを持っているようだった。それはそれでいいのだが、その人たちも現場で学ぶのは苦労したようだ。それならばなぜ自分たちが教える側に回ったときにそのことを改善しようと思わないのだろうか。よくない慣習をそのまま何も考えずに引き継いでいくのは頭が悪すぎるのではないだろうか。

僕は自分がされて嫌だったことを下の世代に引き継ぐようなことは絶対にしたくないと思ったし、そんな人達を尊敬することはできないと改めて思った一日だった。

 

―一時の成敗は長い人生、価値の多い生涯における泡沫のごときものである(渋沢栄一)―