ポンコツブログ

歯医者の卵です。

花束みたいな恋をしたを見た

鑑賞後にぽっかりと心に穴が開いたような感覚になった。映画の中の二人は現実には存在していないと分かっているけれどあの二人が幸せに暮らしてたらいいなと考えてしまう。

これまでは自分とは正反対の人と付き合うほうが楽しいのではないかと考えていた。自分にない世界を知ることができて新しい発見もたくさんあるだろうと想像できたからだ。この映画を見て少し考えが変わった。

二人の出会いは終電でばったりと会ったことが始まりであった。そのまま何もなく別れて会わなくなる世界線も十分あり得た。二人がそうならなかったのは共通の趣味があったからだ。その結果、話が弾み、聞けば聞くほどお互いに自分らの好みが似ていることが分かり距離を縮めていった。

もし、これが自分と正反対の趣味を持っていた場合、二度と会うことはなかっただろう。

思ったことは運命的な出会いをして急速に恋に落ちるときは自分と似た感覚の人、逆に同じクラスや会社にいて最初はなんとも思わなかったけれど徐々に好きになっていくという場合は自分とは違う感覚の人、という傾向が多いのではないかなと思った。