ポンコツブログ

歯医者の卵です。

本の選び方

本選びは内容だけでするものではない。本の内容というのはもちろん大切で、自分も普段は内容を重視して選ぶのだが、表紙を見て決めるのも悪くないと思うようになった。

 

きっかけは友達との会話であった。たまたま読書好きの人と友達になり、好きな小説の話をしていた時の話だったと思う。

僕が当時売れていた「きみの膵臓をたべたい」を読んだと話すと、その人は「あー、あの本は表紙が素敵だから読みたいと思ってたんだよね」と返してきた。

その時に僕の知らない世界を一つ知った気がした。よく考えてみると当然なのだが、小説を書いているのはプロの作家であり、カバーを描いているのもまたプロのイラストレーターや画家なのだということに気づかされた。そういった意味では本は内容という作品とカバーという作品の二つで成り立っているように考えることもできる。

その話を聞いてから、本屋で見かけたきになる本を買おうか悩むときには表紙を見て、この表紙をまた見たいと思うのだろうかということを考えながら自分の背中を押して購入にこぎつけることもある。